通年で売れるシンプルデザイン雑貨の発想法

はじめに

トレンドに左右されず年間を通じて売上を確保できる「通年雑貨」。
定番商品として企業の顔にもなりますが、鍵となるのは、空間や季節を選ばないシンプルデザインと確かな使い心地です。
しかしミニマルな領域は類似品も多く、差別化が難しいのが実情。
このコラムでは、ヒットを生むシンプルデザインの着想法と商品開発のコツを、Tips 形式で分かりやすく解説します。オリジナル雑貨を検討中の法人担当者の方はぜひ参考にしてみてください。

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結局シンプルデザインが選ばれる理由

機能美が生むロングセラー

装飾をそぎ落とした雑貨は、そこがどんなモチーフのインテリア・エクステリアであれ、場所を選ばず住宅・店舗・オフィスなどあらゆる空間に自然と溶け込みます。
例えば無塗装アルミのトレイやマットセラミックのディフューザー容器など、性別や年齢を問わず支持が高く、ギフト需要にも適しています。
流行に依存しないため、長期にわたり安定的な売上を見込める点が大きなメリットです。

シリーズ展開で広がるブランド体験

シンプルデザインはラインアップの統一感を出しやすく、追加アイテムの開発も容易となります。
色・質感・形状を共通化すれば、顧客は「揃える楽しさ」を感じやすく、平均単価アップにもつながります。
シリーズ名やストーリーテリングを整えることでブランド体験をさらに高められます。
特に、山崎産業のタワーシリーズ、良品企画の無印良品ブランドなど、シンプルを極めたからこそ支持される圧倒的な世界観はどんな世代にも受け入れられ、揃える楽しさを購入段階から味わえるのです。

ヒットを生むアイデアと設計 Tips

“使う場所”から逆算する

まずはどの空間で、どのように使われるかを明確にしましょう。
エントランス・デスク周り・アウトドアなど具体的なシーンを定義し、最小限の機能で課題を解決する形状を描きます。
たとえば屋外でも濡れにくいマグネット付き収納ケースなど、場所特有の不便を解消する視点がヒットを呼び込みます。
お客様のちょっとした「不便だな」という視点は忘れずに頭においておきましょう。

既存技術の掛け合わせで独自性を出す

完全新規設計はコストも時間もかかるため、既存のものを活用しながら仕上げの質感やディテールで差別化する方法がおすすめです。
レーザー刻印でロゴやメッセージを入れる、質感の異なる素材を一部ミックスするなど、製造負担を増やさず個性を演出し、自社の色から外れない戦略のもと、商品作りに活かすのです。

まとめ

通年で売れる雑貨を生み出すには、飽きのこないシンプルデザインと使用シーンに根差した機能性、そして統一感が大切です。
既存技術やモジュールを賢く組み合わせることで、コストを抑えながらも独自性を確保できます。
もし小ロット試作や素材選定でお困りの場合は、OEM・ODM の活用することをお勧めします。
外部リソースを上手に使い、長く愛される“定番アイテム”を目指してみてはいかがでしょうか。

OEM・ODMのご依頼は、Y&Yまで!

当社は、いくつもの中国の工場と提携しており、お客様の「こんな商品作りたい!」というご要望をヒアリングして、それから最適な工場や製造ラインを見つけることから商品作りが始まります。
ご要望に合わせて、柔軟に対応することができますので、ぜひご相談くださいませ。
ソーラーライトなどの実績があり、好評をいただいております。

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